「日常の一滴」シリーズでは、家族との距離感、自分時間の守り方、そして老いとの向き合い方など、暮らしの中でふとこぼれる心の声を綴っています。
誰かの共感につながったらいいなー。
還暦を期にリタイヤ生活に入って2年目を迎えました。ノンストレスの毎日が続くと思いきや、「そうでもない」っていうのが納得いきません。
リタイヤ生活を始めたと同時に、長年の単身赴任を終え自宅に戻って来た旦那と、仕事が忙しくなった30過ぎの息子の世話に振り回されている状況。
けど・・・「振り回されている」のか「率先して世話をしている」のかが判断の付かない微妙なラインです。
おまけに、忙しく働いている頃には気付かなかった自分の老いと、真っ正面から向き合うことになって愕然としています。
その日の洗濯
洗濯の量は減ったけど洗濯機は大きいまま。
なんとなく洗い物を探しちゃうけど、毎日のことなのでそんなにない・・・。
物足りなさを感じつつ、洗濯機を動かします。
洗濯物を干し終えて戻った瞬間、目線の先にある、洗濯カゴに1枚のシャツを発見。「入れ忘れたのか…」と自分を疑ったが…「お願いね!」とのんきな旦那。返事なんかできませんよ。
誰もいなくなって1人、「自分って偉いな~」って思う半分「納得できない」とも思いつつ、快晴に誘われて、黙々と手洗いしちゃいました。
「振り回されているのか、率先して世話をしているのか」 その境界線は、今日も曖昧なまま。
あまり深掘りしないのは、老いの始まりなのかもしれない。
皆さんは、どんなふうに感じていますか?
ちょっとした工夫や、心の逃げ道があったら、是非教えてください。
お付き合いいただきありがとうございました。