最近の寒さで家にこもりがち。
日課の散歩も、気づけば3日さぼっています。
「今日は寒すぎる」
「無理して出なくてもいい」
自分を甘やかす言葉だけは、次々に浮かびます。
それでも、どこかで引っかかる。
このままではいけないような、置いていかれるような気持ち。
習慣という小さなプレッシャーに背中を押され、
「今日こそは」と重い腰を上げて外へ出ました。
想像を超えてくる冷たい空気。
頬に刺さるような風に、「やっぱりやめればよかった」と少し後悔。
「そこ曲がって帰ろう」
マフラーをもうひと巻きして、足早に歩きます。
寒さのせいか、川沿いの散歩コースには人っ子一人いません。
川の流れも鈍く、時間まで止まりそうです。
えっ……空中で何か止まっている?
立ち止まって目を凝らすと——
カワセミ。
陽の光を受けて、青い羽がきらりと光る。
凍えそうな景色の中で、そこだけが別世界のようでした。
「きれい…」
さっきまでの後悔も、面倒くささも、
その一瞬だけすっとほどけていきます。
急いでスマホを取り出したけれど、間に合わない。
画面ロックのせいにして、少し笑ってしまいました。
行きたくなかった散歩だったのに、
思いがけないご褒美をもらった気分。
帰り道は、自然と笑みがこぼれて少し胸があたたかい。
寒さは変わらないのに、不思議です。
さぼり癖がつきかけた散歩も、
もう少し続けてみようと思えました。
今日も読んでくださり、ありがとうございました。
