夕方遅くなってしまい、急ぎの買い物へ。
必要な物だけサッとカゴに入れて、高速でレジへ向かった。
その時、後ろから自分の名前を呼ばれたような気がした。
「気のせい、気のせい」と先を急ぐ。
……が、やっぱり呼ばれていたらしい。
20年前の記憶がよみがえる
振り向くと、どこかで見たことのある顔。
20年前の記憶が、じわじわと掘り起こされる。
「あ、子どもの同級生のお母さんだ」
忘れていた思い出がポツポツとつながっていく。
するとそのお母さん、私の知らない“20年前の出来事”を次々と語り始めた。
私は相づちを打つばかりで、「よく覚えてますね〜」と感心するしかない。
思い出せない“苗字”の罠
しかし、時間が気になり始めると、話が頭に入ってこなくなる。
焦りと気まずさで、私はどんどん挙動不審に。
- 急に増す”まばたきの回数”
- 頭をかいたり
- 手をもんだり
- マフラーを外してみたり
- エコバッグをチェックしてみたり
自分でも笑えるほど落ち着かない。
ようやく話が終わり、挨拶をして帰ろうとしたその瞬間。
「あのー、私のこと覚えてます?」
「○○ちゃんのお母さんでしょ!」と即答したものの、
「苗字、分かります?」と追撃が飛んでくる。
「……」
ヤバい。苗字だけ、どうしても出てこない。
ひっかけ問題に引っかかったような、なんとも整理のつかない気持ちに。
ケツかっちんだったし、気分も乗らなかったし、
その日の夕飯は散々なものになりました。
今日も読んでくださり、ありがとうございました。
発酵食品が好きなので、ちょっと気になりました。
