以前、「60代の私を励ましてくれる“懐かしの名曲”」を書いたところ、
音楽は年齢に関係なく、今の気持ちにそっと寄り添ってくれるものだと、
あらためて感じました。
今回は少し視点を変えて、
朝ドラ本編より、主題歌のほうに心を持っていかれる瞬間、ありますよね。
「ばけばけ」の主題歌。
ハンバート ハンバートの**「笑ったり転んだり」**って、
派手な言葉もなく静かに心に染み込む。
「うまくいかない日があっても、
それでも日々は続いていく」
そんな当たり前の事実を、
あんなに静かで、あんなに優しく突きつけてくるのがズルい。
この流れで、もうひとつ思い出す
忘れられないドラマの主題歌があります。
キムタクが総理大臣を演じたドラマ
「CHANGE」。
物語の余韻を全部さらっていったのが、
マドンナの 「Miles Away」 でした。
ドラマの内容ももちろん印象的だったけれど、
エンディングであの曲が流れるたび、
「理想」と「現実」の距離、
近づきたいのに簡単には埋まらない“隔たり”みたいなものが、
胸にすっと残って。
当時はまだ、
頑張ればどうにかなると思っていたし、
変えられる未来を信じることもできた。
でも今あらためて聴くと、
夢を追う痛みや、届かないものを知った後の静けさが、
前よりずっとリアルに感じられます。
主題歌って不思議ですね。
ドラマの記憶だけじゃなく、
その頃の自分まで丸ごと呼び戻してくる。
「笑ったり転んだり」が“今の私”に刺さるなら、
「Miles Away」は、
少し若かった頃の私に、
そっと手を伸ばしてくる一曲なのかもしれません。
車窓から夜の東京を見つめるキムタクが今も忘れられません。
今日も読んでくださり、ありがとうございました。
